宮脇医院

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健康コラム

第13号『暖めグッズと低温やけど』

2016/09/26

 これから寒い冬!使い捨てカイロや湯たんぽなど、ほんわか暖めグッズを使うことが多くなってきます。そこで低温やけどに注意しましょう。低温やけどは、40度から60度ぐらいの、気持ちがいいな、と感じる程度の熱源に長時間触れていることで起きます。

 普通のやけどとは異なり、熱さや痛みを感じないまま、気付いたときには「皮膚が赤く腫れている」「水ぶくれができている」ということもあります。皮膚の深いところまで損傷し、治るまで時間がかかることもあります。

 特に高齢者や乳幼児、糖尿病など皮膚感覚が鈍っている人は、気付かないことも多いので、まわりの人が注意するようにしましょう。カイロは衣類の上から貼り、肌に直接当てないようにし、長時間同じ所にあてないようにします。

 湯たんぽ、電気あんかは、就寝前に寝具の中に入れて中を温めて就寝時には寝具から出すか、いちばん低い温度で使いましょう。

 就寝中は感覚も鈍くなり、長時間同じ姿勢を保つことが多いため、専用カバーや厚めのタオルに包んで使用しても低温やけどを起こすことがあります。

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